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【北海道の住宅】
皆さんのお宅には瓦がありますか?煙突は、どうですか?最近の住宅に瓦がないのは珍しいことではありませんが、北海道の住宅にはまず、どの住宅にも瓦屋根がありません。
なぜでしょう。瓦屋根は、雪が積もってしまうと積雪を落としにくいのです。ですから積雪の多い北海道ではトタン屋根が普及をしました。さらに、西洋式の住宅が多いことも挙げられます。
とくに、屋根の形は三角屋根、四角屋根(陸屋根)など地域により様々な形状や特色が見られます。また、煙突は北海道の冬において、暖を取るための必需品でしたが、最近ではFFストーブや暖房用のボイラーが設置されたセントラルヒーティングが主流となっており、その吸排気口が壁から出ている住宅が主となっています。
さて、このように屋根と煙突だけでも他の地域と比較をすると特徴の多い北海道建築ですが、その面白さはまだまだこれだけに留まりません。
窓は防寒のため、二重構造になっていますし、台風が滅多にこないので雨戸がついている家もほとんどありません。最近ではサッシや断熱ガラスの機能の向上によってバルコニーなどが設けられる家もよくありますが、洗濯物は室内で乾かします。
勿論、セントラルヒーティングなのでエアコン等はあまり使いません。また、玄関は周囲を硝子で囲うように「玄関フード」と呼ばれるものが備えられています。これは「風除室」とも呼ばれています。